受容すること、気をそらすこと
2025.4.2
この記事では、
- 受容
- 気をそらすこと
という2つの考え方について整理していきたいと思います。
今回はネガティブな感情が起こったときに使える2つの方法を紹介したいと思います。
それは、「受け入れること」と「気をそらすこと」です。
受容と気をそらすことがなぜ大切なのか?
ネガティブな感情が湧きあがったとき、その出来事について考えないようにしようとしたり、逆に考え続けてしまったりした経験はないでしょうか。
また、無理にポジティブに考えようとした経験がある方もいるかもしれません。
こうした反応は、特別なことではありません。
私たちの心に自然に起こるもので、決して悪いものではありません。
ただ、ときにはネガティブな感情を強めてしまうこともあると言われています。
たとえば、嫌な出来事について考えないようにしても、その出来事や感情は心の奥に残り続けることがあります。
そして、ふと瞬間に思い出して、さらに落ち込んでしまうこともあります。
反対に、嫌な出来事について考え続けてしまう場合も感情はあまり落ち着きません。
思い出すたびに記憶が強化され、さらに頭に浮かびやすくなってしまいしまいます。
また、無理にポジティブに切り替えようとしても、心の中にはまだネガティブな感情が残っています。
そのため、切り替えがうまくいかず、落ち込んでしまうこともあります。
「考えてもダメ、考えないようにしてもダメ」と感じると、どうしたらいいのかわからなくなってしまいますよね。
ですが、そこには共通するポイントがあります。
それは、自分の感情を十分に理解し、整理できていないことです。
考えないようにしたり、無理に前向きに考えることは、自分の本当の気持ちを押さえつけてしまうことにつながる場合があります。
自分の感情に気づき、言葉にするだけでも心は少しずつ落ち着いていきます。
さらに心の整理ができれば、嫌な出来事を繰り返し思い出すことも、少しずつ減っていくでしょう。
心の整理には時間がかかると思います。
納得できないことが急にすっと腑に落ちることは、そう多くはありません。
心の中ではモヤモヤしていても、いつも通りにふるまわなければならない場面もありますし、感情が高ぶって衝動的な行動を取りそうになることもあると思います。
そんなときに、一時的に気持ちを落ち着ける手段として、「気をそらすこと」を知っておくと、少しラクになるかもしれません。
受け入れる、気をそらすことってどういうこと?
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受け入れるとは
受け入れることは、心の整理をするときに役に立つ方法です。
ネガティブな感情が起こる状況や、相手、自分自身を認めること。
拒まずにそのまま認識することが受容です。
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気をそらすとは
気をそらすとは別のことに意識を集中させることです。
認知に負荷のかかるような作業や目の前のことに集中することで、頭の中の意識をネガティブな思考から一時的に距離をとることができます。
思考は感情に影響を与えると言われています。
頭の中で考えていることが変わると、感情も少しずつ落ち着いていきます。
受容や気をそらすことについてのよくある誤解
受け入れる=何もしない、ではありません。
「受け入れるだけで何もしなかったら、状況は悪くなっていくのでは?」
そう感じる方もいるかもしれません。
たしかに、何も行動しなければ状況が変わらないこともあります。
ですが、受け入れるということは、諦めることとは違います。
いったん感情を落ち着けたうえで、冷静に行動することは十分に可能です。
感情的が高ぶった状態では、つい余計なことを言ってしまうこともありますよね。
そうならないためにも、まず受け入れるということを試してみる価値があります。
気をそらす=現実逃避ではありません
目の前のから気をそらすことは、現実から逃げている、根本的な解決にはならない、そんな印象を持つ方もいるかもしれません。
たしかに、一見すると現実から目を背けているように見えることもあります。
ですが、気をそらすのは、あくまで一時的な方法です。
気をそらすことの目的は、強い感情をやり過ごし、冷静さを取り戻すための時間を作ることです。
気持ちが整った後で、問題に向き合う準備をすることができます。
逃げているのではなく、向き合うための準備をしているのだと考えることもできます。
受け入れるためのやり方
まずは自分の感情に気づくことから始めます。
今、自分はどんな気持ちなのか。
言葉にしてみるだけでも十分です。
体の感覚に目を向けるのも効果的です。
- 頭が重たい感じ
- 体に力が入っている
こうした変化に気づくことが、感情に気づくきっかけになります。
原因がわかったら、その出来事や相手をすぐに否定せず
そういうこともある
人間だからこういうときもある
このような感情になるのは自然なことだ
もう起きたことだから仕方ないか
と、少しだけ余白のある言葉をかけてみてください。
気持ちが落ち着いてきたり、ネガティブな感情が減ったら、上手くいっているサインです。
相手や状況を認めることが難しいと感じることもあるかもしれません。
理不尽だと思えることもあるはずです。
それでも、受け入れることは「相手の正しさを認めること」ではありません。
心を整理したり、気持ちを落ち着けるためのもので、自分に優しくする行為です。
それでも、時には受け入れることができないこともあると思います。
なんでも受け入れることはだれでも無理だと思います。
受け入れなきゃと、頑張りすぎず、できそうなときに試してみてください。
・気をそらすためのやり方
ネガティブな感情が起きたら、可能であればいったんその場から少し距離を取ります。
歩く、深呼吸をするなど、体にアプローチするのも効果的です。
その後、
読書
集中が必要な作業
計算やパズル
などに取り組み、頭の中を目の前のことでいっぱいにしていきます。
強い感情や衝動が少し落ち着いてきたら、それで十分です。
気をそらすのは一時的な方法なので、落ち着いてきたところで、改めて受け入れられないかを考えてみるとよいでしょう。